博士の地下室





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27/11/10 :: 2010/11/27(Sat)

 朝、いきなり目が覚める。びっくりして時間を確かめたら7時。
 ちょうどいいのでゴミ出す。ゴミ出し場所にカラスよけネットが張って
 あるから今日はゴミの日だ。自分の部屋とお茶の間と台所のゴミをまとめて
 出した。…あれ?今日は土曜日だから、生ゴミの日じゃなくて資源ゴミの日だっけ?
 間違っているようだがもういいや。新聞をとりこんで、まいどおなじみ
 よく当たる神奈川新聞の占いを読む。
 『気分よく目覚めることができたなら、今日は良い日』だって。
 今日の目覚め方は気分がよいのだろうか?

 今日は大好きなマンガ家さんの個展を見に行く予定だった。おみやげに
 中華街で中華菓子を買って、画廊のある初台まで行かなくては。
 時間はあるので大丈夫。のんびりミルクティを飲む。
 
 食後にのむ漢方薬のせいか、なんだか無性に眠くなり、この状態で
 土曜日の群衆であふれる中華街と新宿を歩き通す自信がなくなったので
 今日は家でおとなしく寝てることに予定変更。個展は最終日に行こう。

 少し眠ったら目が覚めたので、ネットで家さがしする。
 来年の1月から大阪の専門学校で「日本語教師」の資格をとる勉強をすることに
 決めたので。なぜ大阪かはまたの機会に書くとして、学校が梅田なので
 大阪市内で家さがしをしていたらある方から「伊丹で下宿させてもらえ」との
 指令を受ける。伊丹~?しかも下宿~?考えてもいなかったなあ。

 いちおう「下宿させて下さい」とメールを出してみたが断られた。
 そりゃそうだよねえ、2,3回あって話しただけの赤の他人を
 いきなり下宿させるお人好しな人間なんているわきゃないっつーの。
 当然の結果だが、お断りの返事メールの「全く、無理な話です」の
 簡潔な一文を思い出すたびになんだかおかしくなって笑えてくる。フフフ。

 しかし、阪急沿線に住むというアイデアは悪くない。梅田まで1本で行けるし。
 大阪の学校に通うから大阪市に住まなければ、という固定観念を覆してもらえて
 感謝。大阪市の市のマークは見るたびに宇宙人に見えてきてキモチ悪いもん。
 チブル星人の「ビロビロビロ」という鳴き声が聞こえてくるようだ。うげ。

 ネットでいくつかの不動産屋さんと引越し業者に問い合わせメールを出したら
 何分もたたないうちに電話がきた。素早いぜ!高度情報化社会だぜ!
 不動産屋さんにはこちらの希望を伝えてよさげな物件を探してもらう。
 引越し業者は、会社によって金額が倍ちかく違うことが分かる。フーン。
 なるべく必要最小限なものだけもって引越しするので、安くて手っ取り早い
 会社にするつもり。

 「あんた体が弱いくせに大阪で一人暮らしなんてできるの?」と母が言う。
 確かに最近体調は良くない。しかしその原因はあまりにも長く親と一緒に
 実家で暮らしたせいだろうと思う。
 この家は、山形のなにもない田舎で生まれた父親が、本家から養子に出された
 恨みと実母への憎悪をエネルギーにして、復讐の為に建てられた。
 この家の土台は憎悪で、見栄と打算が骨組みで、
 世間体の良さのモルタルで塗り固めた悪想念の砦だ。
 二十歳までずっと朝起きてメシ食って一日野良仕事をする毎日を送ってきた父。
 横浜生まれで小さいときから警察官の父親に連れられ毎日映画館や劇場に通って
 夜は文学全集を読みふけり、山手の女学校に通った母。
 全くかみあうところのない二人が結婚したのは、母の母が「自分の老後の
 面倒を見てもらうため」に、体だけは頑丈な父をどこかから探してきて
 強引に一緒にさせたのだ。母には結婚の約束をした相手がいたのに。

 そんな結婚生活が楽しかろうはずもない。母は無学な父を心底から軽蔑し、
 父は不満を言葉に変換することができないので怒鳴り散らしモノを壊す。
 ずっとそんな人たちと一緒に暮らしてきたんだ。毎日悲しくて恐ろしかった。
 兄は喘息の発作を毎日起こし、私はなるべく父の機嫌を損ねないように
 ガチガチに緊張して、小さくなって声も出せなかった。
 唯一できたのがマンガをかくこと…毎日怪獣の絵を描いた。怒り狂う怪獣を。
 怪獣をできるだけ大きな絵で描きたかった。等身大で描きたかった。大きければ
 大きいほどよい。実物の何倍大きくてもいい。全身をトゲだらけにして
 口からは100万度の火を吹いて何もかも破壊する怪獣を、描きたかったなあ…

 この家で私に愛情というものを教えてくれたのは犬のシロだけだ。
 悲しいときシロのそばにしゃがむと、柔らかい毛をずっとなでさせてくれた。
 私の顔をベロでなめてくれた。
 「みんなどうして、いやなことばかりするんだろう?」勝手口に腰かけて
 涙を流さないようにしていた私の太ももにあごをのっけて、心配そうに
 私の顔を見上げてくれたシロ。そのシロも可哀想な死なせ方をしてしまった。
 わたしは死んだら地獄に落ちて、代わりにシロのたましいを天国へひきあげて
 くれるように地獄の支配者に頼むことに決めてある。
 背中に白い羽根をつけたシロが光の中を上っていく。それを眺めることが
 できたならどんなに深い地獄の底でも幸せだろう。シロには天国へいくきっぷをあげる。

 知らないうちにまた眠ってしまったらしく、ケータイの音で起こされる。
 生命保険の勧誘だった。どーでもいいので切る。
 しかし、本当に目が覚めているのだろうか?なにか四角い穴から這いでてくる夢を
 見ていた。夢からさめた夢を見ているのかもしれない。

 この世は夢か現実か?自分はもうどっちだっていい。
 心臓が止まるまで生きてけばいい。自分だけのために生きたい。
 両親の繰り広げる見えすいたサル芝居に参加させられるのはもうまっぴらだ。
 あまりにも長い間「いい家族・不満のない夫婦」を演じ続けたせいで、親どもは
 それが自分の本当の人生だと信じこんでしまっている。仮面が顔に食い込んでもう
 取れないんだろう。お気の毒様なことだ。
 親不孝とでも悪人とでもゴクツブシとでも呼べばいい。
 私はこの憎しみでできた家から逃げる。

『もっといい 本当の世界は 別にあるんだ』












 
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No title

koiakiさんいらっしゃいませ。
漢方薬は、お医者さんが食後に飲めとおっしゃったのでそのとおりにしてます。
普通は食前ですよね。薬もいろいろ。
  1. 2010/12/06(Mon) 16:51:13 |
  2. URL |
  3. もにか #GT3i6Br6
  4. [ 編集 ]

リンクについて

遊びに来ました。
リンク貼らせていただきます。
よろしくです。

漢方は食前に飲むほうが効きますよ。
空腹のときのほうが効きやすいです。
  1. 2010/11/28(Sun) 13:02:05 |
  2. URL |
  3. koiaki #-
  4. [ 編集 ]

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